速記符号とよばれる特殊な記号によって、人の発言などを書き記す方法。よくテープ起こしと速記は同じものだと思っているお客様がいらっしゃいますが、テープ起こしと速記は違います。速記はあくまでも速記者が手書きの符号で記録するものですが、テープ起こしは録音データを聞きながら文書化するので、作業中に聞き取りにくい部分は何度も繰り返して確認できることや、ただそのまま書き起こすのではなく書き言葉化できることがメリットです。ちなみに「速記だとその場で原稿ができる」と思っているお客様もよくいらっしゃいますが、速記符号で書かれたものを通常の日本語に書き改める「反訳」という作業が必要なので、結局はテープ起こしと同じく、その場で原稿ができあがるわけではありません。