必要なもの・ご用意いただくもの
1963年創業、実績と信頼のテープリライトでは、常にお客様の目線で考え、本当に役立つ文字起こしサービスを提供できるよう努めております。専門分野の豊富な経験を活かして原稿の精度を高め、分からない部分はきちんと調べて対応いたします。
さらに、お客様から参考資料や使用目的などの情報をご提供いただけますと、より精度が高まります。ご依頼の前に、必要なもの・ご用意いただきたいものをご案内いたします。
音声媒体について
ご依頼いただく際は、音声データ(デジタルレコーダ録音)・MD・カセットテープなどの音声媒体をご用意ください。当社では常に精度の高い文字起こしを提供できるよう努めておりますが、より質の良い原稿にするため、できるだけクリアな録音データをお願いいたします。
(※長時間モードでは録音しない/マイクは話者の1m以内を目標に/広い会場では複数のマイクかレコーダで/カセットテープなどのアナログ音源はコピーではなく原本を) なお、事前に以下の情報をお知らせいただきますと、ご依頼がよりスムーズになります。
記録メディア | CD、DVD、USBメモリ、サーバからのダウンロードなど |
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データ形式 | mp3、wma、wav、m4a、mp4(動画)など ※動画データは1GB以内に圧縮・サイズ変更してください。 |
資料・情報
音声データがあれば文字起こしは可能ですが、さらに以下のようなご用意をいただけると、作業がよりスムーズになり、原稿の完成度も向上します。納品後、お客様の手間を省くことにもつながりますので、できる限りご用意ください。
関係資料
開催案内・プログラム・レジュメ・出席者(発言者)一覧・スライドデータ・背景事情・訴状やその他書面コピーなどをご提供いただけると、用語などの正確性が高まり、作業者が全体のイメージを把握しやすくなるので、原稿の完成度アップにつながります。
発言者・話者の情報
複数名による会話や会議などの場合、発言者一覧と聞き分けのヒント(それぞれ冒頭部分の発言や性別・訛り・声の特徴のメモなど)をご用意いただければ、可能な限り発言者を区別して表記いたします。全ての発言者・話者をリストアップすることが難しい場合は、可能な範囲で構いません。
内容に関する情報
録音内容に関して、テーマ・背景事情・発言者のプロフィール・原稿の使用目的などの情報をお知らせいただきますと、お客様の意図に沿ってまとめ方を微調整し、より完成度の高い原稿をお納めできます。また、テーマや話題の詳細が把握できれば、語句の検索も容易になります。
「議事録として冊子化する」「素材原稿(データ原稿)として記事執筆のベースに」「交渉における詳細な発言内容確認のため」など、事前に具体的な原稿用途を伺えると、よりスムーズです。
文字起こしの体裁・
まとめ方
当社の標準書式は以下の通りです。
書 式 | 一般用、記録用:A4ヨコ書き40字×30行(Wordデータ納品) 法廷提出用:A4ヨコ書き37字×26行(当社記名押印付 プリントアウト納品) |
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まとめ方 | 一般用、医薬・学術用:ケバ取り + 整文 記録用、法廷提出用:ケバ取りのみ |
標準以外にも、用途に合わせたさまざまな起こし方が可能です。「である調で」「情報重視で簡潔に」「語り口を残す」など、特にご希望がある場合は事前にお知らせください。書式・体裁のご希望にも柔軟にお応えします。
文字起こしコース別比較表
※表は左右にスクロールして確認することができます。
録音内容 | まとめ方 | 納品形態 | お勧めの用途 | |
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一般用 【@¥20,000/時間 (税込¥22,000)】 |
講演・会議・座談会・インタビューなど (医薬など高度に学術的な内容を含まないもの) |
ケバ取り+整文(3まとめ) (内容カットしない範囲で極力簡潔なまとめ(4まとめ)も可) |
Wordデータ |
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法廷提出用 【@¥30,000/時間 (税込¥33,000)】 |
ヒアリング・事情聴取・機微な内容の交渉・会話記録・法廷尋問など | ケバ取りのみ(2まとめ) | プリントアウト(当社記名押印付) ※Wordデータ納品なし |
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記録用 【@¥25,000/時間 (税込¥27,500)】 |
ヒアリング・事情聴取・機微な内容の交渉・会話記録・調査研究用インタビューなど | ケバ取りのみ(2まとめ) | Wordデータ |
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医薬・学術用 【@¥25,000/時間 (税込¥27,500)】 |
医薬など高度に学術的・技術的内容を含むもの | ケバ取り+整文(3まとめ) (内容カットしない範囲で極力簡潔なまとめ(4まとめ)も可) |
Wordデータ |
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テープリライト株式会社「まとめ方」基準(1~5)
まとめ「1」…素起こし(丸起こし) | 「アー」「エート」などのケバ(無意味な発声)も含めて、発した音声全てを忠実に書き起こします。 【例:社会科学系の調査・実験等で被験者の反応を全て記録したい場合など】 ※「ケバ」には言葉としての意味がなく、聞き取る人間によって表記が異なる(例:「アー」なのか「オー」なのか)ため、原稿における客観性を担保できません。 |
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まとめ「2」…ケバ取りのみ | ケバ(無意味な発声)を取り、それ以外の発言内容を忠実に起こします。文章(書き言葉)としてはむしろ読みにくくなるので、法廷提出用や記録用として用いられます。 【例:事情聴取・裁判尋問・トラブル交渉記録・ヒアリング調査・住民説明会など】 |
まとめ「3」…ケバ取り+整文 | 発言内容はカットせず、話し言葉特有のムダな部分(重複・倒置・冗長なセンテンス・主語と述語の乱れ・あいまいな文末表現など)をある程度、丸めて読みやすくします。多くのジャンルに対応できる、最も一般的なまとめ方です。 【例:冊子やWeb掲載の基原稿・一般的な議事録・講演会・シンポジウムなど】 |
まとめ「4」…1次リライト | 内容をカットせずに短くできる限界(素起こし字数の約70%(=3割カット)程度)を目標に、話し言葉のムダを極力カットして簡潔にまとめます。同時に「である」調をご指定いただく場合も多いまとめ方です。 【例:議事要旨作成の基原稿・講演会・ビジネス系書籍作成用の口述筆記など】 |
まとめ「5」…2次リライト(編集リライト) | 発言内容のカット(取捨選択)まで踏み込んだ、字数指定の完成原稿作成。小見出しの追加も可能です。どの部分の内容を残すのかは担当者の判断となるため、ある程度は各人の主観・センスにより原稿内容が変わります。 【例:要約議事録・冊子掲載記事・ワンストップの冊子制作やWeb掲載記事など】 ※まとめ「4」「5」はマニュアル的な「まとめ方」の問題ではなく、むしろ字数が主眼となっていることにご注意ください。 |