代表挨拶

テープ起こしの可能性を広げたい~代表挨拶~

半世紀以上前、会議やインタビューの発言内容を記録するには、現場に速記者が出向いて直接、話を聞きながら速記で記録する方法しかありませんでした。

1963年、創業者 渡辺博史は、この手間が掛かる上に効率の悪い速記による記録に疑問を感じて、当時、発売されたばかりのテープレコーダーを導入。録音した音声を基に書き起こす手法を開発しました。これこそが現在のテープリライトの原点です。


さらに業界紙の記者であった第2代社長の藤村勝巳は「話し言葉と書き言葉の違い」に着目しました。ただ言ったままをそのまま起こすのではなく、内容にかかわりのない話し言葉のムダを省き、書き言葉化して、より完成原稿に近づけることこそ、お客様の時間と手間を省き、テープ起こし(文字起こし)そのものの価値を高めると考えたのです。

お預かりした音声をただ機械的にテキスト化するのではなく、内容・使用目的・分野、そしてお客様自身も気付かないようなニーズまでも考慮して、常にお客様の時間と手間は最小化、利益は最大化する。これがテープリライトの変わらないミッションであり、ポリシーです。

もちろん、それは簡単なことではありません。話した内容をより的確に伝えるためには、どのように書き起こせばよいのか。テープ起こし(文字起こし)は常にその判断を迫られる仕事です。その答えは決して一つではなく、その日、その瞬間に最善と信じる「言葉」を選んでいくしかありません。ライターと社員は常に悩みつつ、日々、録音音声と原稿に向き合い続けます。

そして、そんな我々のモチベーションを支えるものは、テープ起こしを単なる「作業」ではなく、日本語「文化」の一端にまで高めたいという希望であり、その一翼を担っているという誇りなのです。

これからも全社一丸となって、高品質な文字起こし(テープ起こし)サービスをお客様にご提供していくことはもちろん、新たな半世紀においてもパイオニアとして、そしてイノベータとして、テープ起こし(文字起こし)の世界をさらに広げてまいります。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

テープリライト株式会社
代表取締役 柳井 貞樹

PROFILE
柳井 貞樹
1965年生まれ 立教大学文学部心理学科卒 東洋大学職員を経て2001年、グループ会社として(有)彩テープリライトを設立。
2008年、テープリライト(株)が同社と合併。前代表 藤村勝巳より代表権を引き継ぎ、代表取締役に就任。

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