お客様から、お褒めの言葉を頂きました

お客様から、お褒めの言葉を頂きました

 お客様からのメールより
   今回は方言も少なく聞き取りやすいということはありましたが、
   聞き取り間違い、入力ミスはゼロでした。
   しかも人名・地名はネットで調べて漢字で表記し、
   専門用語も調べて書き込まれていました。
   驚いたのはアルファベットの略語(業界用語)もきちんと書かれていたことでした。
   プロですね。レベルが違います。
   久しぶりに気持ちのいいインタビュー原稿を読むことができました。
 (個人情報保護のため一部内容を変更しています)



ありがとうございます!
文字起こしという仕事を続けていて何よりもうれしいのは、
こんなふうに「自分達の仕事の価値を分かっていただける」瞬間です。

 

■ ただ書き起こすだけじゃない

「ただ書き起こすだけじゃない」
当社では社員も、ライターも、いつも肝に銘じていることです。
分からない用語を調べ、名前や地名などの漢字表記を確認するのは、当社では当たり前のことですが、
世の中の全てのテープリライター、文字起こし・テープ起こし会社がそうしているわけではありません。
残念ながら「ただ書き起こすだけ」の文字起こし原稿が世の中にはあふれています。

結果として、当社に初めてご依頼いただくお客様の多くは
「文字起こしって、ただ書き起こすだけでしょ?」と思い込んでいらっしゃる。
いつもいつも、これが我々にとって本当に悔しいことなのです。

文字起こしは、事前に完成品を比べて比較検討することができません。
どんなに完成原稿にはクオリティの差があっても、お客様は事前に確かめて選ぶことはできないのです。
出版社や編集プロダクションなら、制作した書籍や雑誌がありますが、
文字起こしの完成原稿を他のお客様にご覧いただくわけにはいきません。
原稿のサンプルがあればいいのですが、内容やまとめ方、基となる録音データの音質、
話者の話しぶりなど、一つ一つが異なるので、ピタリと合うものを全て準備することはできません。

 

■ お客様も自覚していないニーズ

ある意味、文字起こし・テープ起こしとは、オーダーメイドの服のようなもので、
我々は、お客様一人一人に合わせた服を仕立てる職人のようでありたいと思っています。
オーダーメイドの服を作るときには、お客様から細かい寸法を指示していただけるわけではありません。
仕立てる職人がいろいろな部分を細かく採寸するわけです。

文字起こしも同じことで、お客様が「どのようなまとめ方がいいか」を完全に把握し、
指示していただけることはありません。
お客様自身ですら、はっきりとは自覚していないニーズまで理解し、原稿のまとめ方を微調整していく、
ある意味「職人芸」といってもいいでしょう。

これは、経験を積んだテープリライターが、長年お付き合いのあるお客様と直接やりとりをしているような場合、
それほど難しいことではないかもしれません。
しかし、当社のような会社組織で、依頼を受ける者、音声データや資料を整理確認する者、
書き起こす者、校閲する者が異なる場合には、とても難しいことです。


どうやって会社という組織が「一人の職人」のように動き、お客様とかかわっていくことができるのか。
これは理想の文字起こし・テープ起こしを追求する上で、当社における永遠のテーマの一つなのです。

営業カレンダー